臨床工学科
部門概要
生命にかかわる装置の管理で医療の土台を支える臨床工学士
臨床工学技士はCE(Clinical Engineer)と呼ばれ、現在4名が在籍しています。
臨床工学技士とは、1987年6月に「臨床工学技士法」が制定され、医療機器の進歩に伴い、医学的と工学的の両面の知識を兼ね備えた医療職で厚生労働省認定の国家資格であり、医師の指示の下に生命維持管理装置の操作および保守管理業務を行う専門職です。
生命維持管理装置とは、人の生命に関わる機能(心臓・肺・肝臓・腎臓)など補助・代行をする装置のことで、臨床工学技士は、医療機器の操作だけではなく、医師や看護師と同様に、臨床の現場に深く関わって患者さんと接する機会が多いのが特徴です。
業務紹介
点検・整備
清掃や日常点検、定期点検を行っており、医療機器として、輸液ポンプ、シリンジポンプ、人工呼吸器、除細動器、AED、生体情報モニター、パルスオキシメーター、自動血圧計などの整備を行ない、院内での治療の円滑化に重大な役目の一役を補っております。 |
管理・打合せ
2017年9月からは、腎臓機能代行である、血液浄化装置の機器である人工透析を開始する予定であり、各種血液浄化方法(慢性期・急性期)の人工透析装置の操作および管理を行なっていきます。 人工透析では、患者さんとのコミュニケーションを積極的に積み重ね、そこからより良い治療方法を医師や看護師などのスタッフと統合的に考え、治療にフィードバック できるように努めていきます。 |
修理
我々臨床工学技士は、患者さんやスタッフが安心安全な医療を提供できるように機器管理に努めると共に、医療機器トラブルに対応し、院内で修理が可能な機器は臨床工学技士が行っております。 |