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- 臨床研究に関する情報公開
当院を受診された患者様へ、診療情報・試料等を医学研究に利用させていただくことについて説明しております。
診療情報とは、診療録(カルテ)、レントゲン写真や内視鏡写真、身体の写真などの画像情報と血液検査、病理検査などの検査結果のことです。
試料等とは、臨床検査に用いた血液、尿など、診断のための生検(胃内視鏡検査などの際に組織の一部を採取すること)試料、手術で切除した組織などです。
試料を用いずに、診療情報などの情報のみを用いて行う観察研究については、国が定めた倫理指針に基づき必ずしも対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得るとは限りません。しかし、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を通知または公開し、更に可能な限り拒否の機会を保障することが必要とされています。このような手法を「オプトアウト」といいます。
なお、研究を拒否された場合でも、以降の診療において何ら不利益を受けることはありません。
同意について
当院でオプトアウトを行っている臨床研究は以下の通りです。研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。
1.研究目的・方法
当院の褥瘡委員会では褥瘡発生予防を目標に掲げております。目標達成のために褥瘡回診や適切な姿勢の管理、栄養状態の確認、体位交換用のクッションの管理、除圧しやすいマットレスの使用などを実施しております。これらの取り組みを継続しておりますが、褥瘡の完全予防までは至りません。そこで、これらの取り組みのほかに注意するべきポイントがあるかどうか、診療情報から褥瘡発生に関する特徴を調査することを目的としております。
令和5年度に当院で褥瘡が発生した患者様の診療情報を調査して、褥瘡発生の原因となる項目が何であるかを調査します。
調査する診療情報は、性別、年齢、身長、体重、採血データ、日常生活自立度、褥瘡関連情報です。
症例の対象期間は令和5年4月から令和6年3月までです。
研究期間は令和6年5月1日から令和7年3月までです。
2.研究の対象
令和5年度に社会福祉法人北海道社会事業協会岩内病院に入院した患者様のうち当院に入院中に褥瘡が発生した患者様
3.問い合わせ先
本研究は「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」を守って実施されます。ご希望がありましたら他の研究対象の方の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で本研究の研究計画書、関連資料をご覧いただくことが可能ですので、お申し出ください。ただし、同意を取り消された時点で既に研究結果が公表されていた場合などはおひとり分のデータを抜き出して訂正・消去することが困難な場合がありますことをご了承ください。
本研究に関するご質問、お問い合わせ等がある場合は下記担当者までご連絡ください。ご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
4.参考
人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針:文部科学省,厚生労働省,経済産業省.令和3年.(令和5年改正)
研究担当者
社会福祉法人北海道社会事業協会岩内病院
リハビリテーション科 西谷 淳
〒045-0013 岩内郡岩内町字高台209番2
TEL 0135-62-1021